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NBA最強インゲームダンカーランキング TOP15 <15位~11位>

どうも。先日ヴィンス・カーターが引退について記事を書かせて頂いたが、ヴィンスといえばスラムダンクということで、今回は史上最強のダンカーは誰かをランキング形式で発表していきたいと思う。今回はゲーム中に繰り出されるダンクに絞っている為、スラムダンクコンテストでの実績は考慮しないで決めている。(おのずとスター選手がメインになってくるのだが) あくまで個人的な意見ではあるので、広い心で読んで頂ければなと思う。各選手についてそれぞれ動画をたくさん紹介することで情報量が多くなるので、ランキングは3記事に分けて発表していく。まずは15位から11位!

 

No.15 トレイシー・マグレディ

T-Mac (マグレディのニックネーム) はケガに泣かされた続けたキャリアを過ごしたが、全盛期の彼の身体能力は突出したものがあった。2メートル3センチの身長に長いウィングスパンを活かし、数々の標的相手にフェイシャルダンクを繰り出してきた。

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マグレディの突出した特徴はそのクリエイティビティである。試合中にセリフアリウープダンク (自分でバックボードにボールをパスして、それをキャッチしてダンクすること)を繰り出したのは彼が最初である。(2002年のオールスターの時) セルフアリウープはオールスターだけでなく試合中でも成功させている。また利き手ではない左手を使ったダンカーとして最も印象的なのも個人的にはT-Macである。

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No.14 シャキール・オニール

シャックと聞くと、2メートル16センチで150キロ弱という圧倒的な体を持った選手という印象が強いと思うが、彼がペイントの王者なることができたのは巨体からは信じられないほどのフットワークと運動神経の高さも持っていたからである。リーグに入った数年の間は360ダンクも繰り出せるほどであった。得点の多くをダンクで稼ぎだしたシャックだが、彼のダンクの特徴はキングコングのようなパワーと相手に恥をかかせようとする競争心が組み合わされたその強烈さである。ニューヨーク・ニックスのクリス・ダドリー相手にダンクを決めた後に、ダドリーを観客席に向かってプッシュしたのはこれぞシャックというダンクであった。(スポーツマンシップの観点からはよくない行為だが) オールスターで名選手のデイビッド・ロビンソンにフェイシャルダンクを浴びせたの最も印象的なシャックアタックの1つである。

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また、シャックのダンクで何より有名なのはバックボードをぶっ壊した時であろう。以前にもバックボードのグラスを破壊したダンカーはいたが、バックボードごと崩れ去るダンクをしたのは過去にもこの先にもシャックだけであろう。しかも2回も壊しているのだから、シャックの超人的なパワーには恐れ入る。

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No.13 ヤニス・アデトクンボ

今回のリストで最も若い選手であるヤニスはまだNBAに入って7年ほどしか経っていないが、既にMVPを獲得し、今年もミルウォーキー・バックスをリーグ1位の勝率に導いている。NBAの過去な偉大な選手の試合や、最近の運動神経抜群の選手もたくさん見てきたが、Greak Freak (ヤニスのニックネーム) ほどユニークな選手はいないのではないかと思う。身長は2メートル10センチかつ長いウィングスパン、それでいってガードのような跳躍力とセンターのようなパワーを持ち合わせた唯一無二の存在である。そんな彼が決めるダンクは開いた口が塞がらないようなものばかりである。

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ヤニスはギリシャ神話の登場人物ではないかと思うほど、この世のものとは思えないプレーを繰り出す。試合中にフリースローラインを一歩踏み込んだ距離から離陸したり、相手をそのまま飛び越えるダンクをしたり、激しいユーロステップの後にフェイシャルダンクを繰り出したりと挙げたらきりがない。今回は13位となったが、彼のキャリアが終わるころには、もっと記憶に残るダンクとともに、更に上位に入っていくだろう。

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ほぼフリスローラインから飛んでいる恐ろしさ

No.12 ダリル・ドーキンス

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大半の人がダリル・ドーキンスの名前を聞いたことがないと思うが、ダンクマニアにとっては彼は偉大な存在である。巨体からのパワーダンクといえば前述のシャックの方がすごいかもしれないが、ドーキンスがランクインした理由は、まだずば抜けた身体能力を持ったビッグマンが少なかった70年代後半から80年代前半にリムを揺らす激しいダンクをしていた先駆者であるところである。ドーキンスがバックボードのグラスを何度も試合中に壊す為、NBAが意図的にグラスを破壊するダンクをした場合に罰金を課したほどである。

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チョコレートサンダーというニックネームで呼ばれた彼は、陽気な性格も相まって自分のダンクに色々と名前を付けてビッグマンのダンクをクールなものにした。選手としては一流スターではなかったが、ダンクの歴史を語る上でドーキンスは欠かすことはできない。

 

No.11 クライド・ドレクスラー

ドレクスラーは愛称のクライド・ザ・グライドのように、宙を浮いているかのようなダンクが有名であった。下記の動画のNo.1はまさにそれを体現している。

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シューティングガードとして選手としてもダンカーとしても丁度ジョーダンの全盛期と被ってしまった為、過小評価されることが多い彼だが、彼の総合的能力は歴代でも屈指でしあった。特にバスケットからバスケットのスピード全開のフルコートダンクはドレクスラーのシグニチャームーブである。

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